分業化・専門化と組織について考える


imgp0570組織の効率化のため、分業化、専門化が叫ばれて久しい。

自分も組織に属し、また組織の形作りに関わるバックオフィス部門にいるので、いかに組織を作り上げるのかは重要な課題となる。

そのような観点から、有斐閣アルマの「組織論」などを読み始めたりしているのだが、どうにも無味乾燥で進まない。

ちょびちょび読んでいるかたわら、「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」(西村博之著)を読んだ。その中で組織論的に大事と思える示唆があった。

それは、分業化がすすんでしまうと、組織全体に関わる問題が起きたとき解決できる人がいなくなる、ということだ。

その示唆をふまえるならば、ある程度横断的に全体を知っている人が複数人いることが、何か問題が起きたときのリスクヘッジになる。

しかし、専門特化することによる高効率化をすべて捨てるわけにはいかず、分業化を完全否定することは難しい。
そうなると、例がマイナーだが、ウィルコムのマイクロセル展開のように、複数の基地局が重なり合うような展開をしていくことが望ましい。

それには2種類の組織展開方法があるように思う。

一つは、専門分化した複数の部ごとに上位組織をつくり、その上位組織は、下部組織の業務を横断的に理解・把握するようにしておく方法。

もう一つは、上位組織を作ることなく、すべての部が、関連・隣接する部の業務を把握・理解できるように、人員配置・教育・研修を行うという方法。

両者ともにデメリットがあり、前者はヒエラルキーが発生してしまうのと同時に、そのような上部組織を作るのは人員配置・教育的に難しいという点。後者は、専門分化をある程度弱めてしまうので、効率は悪いといううえに、教育・研修コストも増える。

ただ、両者ともにメリットもあり、結局はどのような組織なのかによって適切な方を選択するしかないだろう。
その選択も難しそうだが…

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