ペリカン スーベレーン M400 EF(極細)緑縞がすごくいい
私生活で色々あって人生の機微を味あわされています。金銭的には多少余裕があるのと買い物でストレス解消している面もあって、久々に万年筆が、それもペリカンのスーベレーンが欲しくなってしまいました。
先々週くらいから欲しいな〜と思い始めていて、先週もどんどんと物欲が増していき、昨日とうとう購入してしまいました。
ペリカンのスーベレーンシリーズは、長い歴史を持つ万年筆シリーズで、ドイツ語で「優れもの」を意味する「souveran」(スーベレーン)の名が冠されています。
現在では、M300からM1000まで、その軸の太さと長さによりタイプが分かれており、M300は小型で柔らかいペン先(ニブ)が採用されており、M400はやや小型で、汎用的なものであり、M800は大型スタンダードで独特の重量バランスがあり、M600はその中間に位置づけています。M1000は最大のもので柔らかいペン先が採用されており、極上の書き味とのことです。
私は手が小さい方なので、M400くらいがちょうどいいなと思いつつ、M800は現在使用しているセーラー万年筆のプロフィット21・長刀研ぎとそんなに大きさが変わらないので、良いモノが欲しいと思う傾向の私としては、M800に惹かれていたのですが、普段良く使うキャップレス・デシモと比較してもそんなに変わらないM400のサイズ感がやはりぴったりなのかなとも思い、また速記に向き筆記試験向きでもあるということなので、M400にしました。
最近ちょっとしたデザインリニューアルがあり、キャップ先がメタルの素材感になりました。黒地に金のペリカンマークの旧モデルも好きでしたが、実物を見てみるとこっちも高級感があり満足しています。
スーベレーンといえば、やはり緑縞かなという思いもあり、緑縞を購入しました。青縞もボルドー縞も茶縞も惹かれましたが、やはり緑縞かなと。M800はブラックと緑縞しか無いのでM800を購入予定の方で色をダブらせたく無い方は要注意ですが。
実物を手にしてみるとインクが入っていない状態はとても軽くてびっくりしました。インクを入れて見るとほどよい重量感で、EF(極細)とはいえインクフローは滑らか。国産万年筆のF(細字)くらいの太さで、個人的にはもっと細い方が好みなのですが、滑らかさを捨てるよりは良いかなと思います。
ペン先のデザインと緑縞、黒の光沢とメタルの質感からくるその佇まいは、高級感があり所有欲をこれでもかと満たしてくれます。
キャップレスデシモはペン先が柔らかくしなるような感触なのですが、M400はやや固く、それでも滑らかでしっかりとした筆記感があります。
書くという行為は、ずっとITだった自分だったからこそ、その良さが分かる気がします。毎日帰宅後、就寝前にでも何とはなしに思いやアイデアを書き記していきたいなぁと思っています。その良き友になってくれそうです。
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは、楽しく拝見させていただきました。
素晴らしいですね! M400
スーベレーンシリーズの中で実用的にはこれ一択でしょうね。
ニブは漢字仮名交じりの日本語にはこれまたEFニブ一択かと存じます。
よく小さいという声を聞きますが、日本人の小さめの手には、M400が丁度良いようですね。
ヨーロッパの方は本当に熊のような手をされている方が沢山おられますね、握手をする際など、思わず圧倒されてしまいますものね。
その点M400はサイズも重さも日本人でも無理なく使えそうです。
素晴らしいペンを手にされましたね!
どうか、良き万年筆ライフを!