レンズレビュー: OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro(マイクロフォーサーズレンズ)
今回は、マイクロフォーサーズ用のマクロレンズを紹介したいと思っています。
マイクロフォーサーズは、全体的に被写体に寄れるレンズが多いのですが、さらにその中でも接写時の描写力を高めたマクロレンズがあります。また、オリンパスといえば、医療向けの光学顕微鏡が有名ですので、さらに期待値が高まるというものです。まぁ、カメラ事業を承継したOMデジタルソリューションズには、医療用機器や産業用顕微鏡事業は引き継がれていないようですが…
マクロレンズには興味が無かったが…
今まで、一応今までいろいろなカメラを使ってきたのですが、あまりマクロレンズというか、接写近接撮影には興味がありませんでした。ただ、PEN E-P7を手にして、小型・軽量で安価なレンズをいろいろ見ていると、今回紹介する「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」が、非常に綺麗な作例が多数あり、しかも中古での実売が2万円ちょっとと非常に安価で興味を惹かれました。
また、今回始めて知ったのですが、マクロレンズは「接写だけできる」というわけではなく普通にスナップ撮影にも利用できるとのことでした。日常やお出かけ時のスナップ撮影のついでに、かなり寄ることもできるレンズとして利用するのもおもしろそうと思い、試してみたくなり、ポチッと購入してしまいました。
意外に大きいが軽い
PEN E-P7に装着してみると、意外と大きいのですが、とても軽いです。128gということです。持ってみてもめちゃくちゃ軽いです。マクロレンズという特性上、大きさはたぶん仕方がないんだろうなと思います。
上の写真のように、横から見ると結構大きいなと思うところです。まぁ、PEN E-P7が小さい、という説もあります。余計に大きく見えるのだと思います。
上の画像は、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 (左) と M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro (中央) と M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II (右) とを並べて撮影したものです。いずれかのレンズを持っていれば、サイズ感がわかるかなと思います。いずれにせよ、さすがマイクロフォーサーズというべきか、フルサイズ用のレンズに比べるととてもコンパクトで軽量です。
使ってみて
電車に乗って、神奈川県大船駅近くにある大船フラワーセンターにマクロ撮影を試しに行きました。いろいろなモノを撮影したのですが、撮影しているときは、下記のような感じでした。
めっちゃ寄れる!(楽しい)
虫を撮影すると、気持ち悪い! アブラムシがいっぱいいるところとか、絶対撮っちゃダメ!(楽しい)
花粉とか、葉脈とか、水滴とか、水面の光とか、マクロに寄って写る世界って、すごい美しい!(楽しい)
アブラムシがいっぱいついている植物に、アブラムシだと気付かずに撮影するところだったのですが、おそらく撮影したらめちゃくちゃ気持ち悪かったんじゃなかろうかと思います。
マクロレンズは危険だ…(楽しい)
という感じでもありました。
また、通常ミラーレスカメラは、ボディ背面の液晶画面で撮影時にも撮影後にも、出来上がった写真を見ることが出来ます。
しかし、マクロで撮影した写真は、PCに取り込んだりして大きな画面で見ると、その細やかな描写に「おっ」っとなる楽しさがあります。カメラボディの液晶サイズでみる印象と、大きい画面で見る写真の印象が異なるのもまた面白いところです。
全然マクロじゃないのですが、月と雲が良い感じに妖しい感じになっていたので、マクロレンズで撮影してみたところ、良い感じに妖しい感じを切り取れました。他にもスナップっぽい写真を何枚か撮りましたが、私の用途では十分な写りです。35mm判換算で60mmの標準からちょっと望遠よりの画角ですが、スナップにも使えて、マクロも楽しいという予想外に使えるレンズだなと思いました。
その他作例
まとめ
これも楽しいレンズです。安価ですし、おすすめです。
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
著者/メーカー(ブランド): オリンパス
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