M1 Macbook Air(2020)を今さら買った
2022年の今、M2 Macbook Airとかもでてますが、いまさらM1 Macbook Airを購入しました。
本記事は、M1 Macbook Air(2020)についての記事ですが、いまさらなので、レビュー記事というより、エッセイ(エンジニア的にいうとポエム)です。
私とM1 Macbook Air (2020)
3月にIntel版を買っていた私
私は、2020年に、Macbook Airを購入しました。Intelのやつですが。特段欲しかったわけではないのですが、使っていたAirの調子が悪くなり必要になって購入したものでした。
こちらは、いわゆる「Macbook Air 2020 Early」というモデルになります。パワー不足は否めないものの、まぁ普通に使っていました。macOSではDocker遅い問題とかもあって、開発には使えないなぁ…という感じでした。
11月にM1 Macbook Airが出たときの心情
そして、2020年の11月、Apple Silliconなるものが発表され、その第1弾として、M1を搭載したMacbook Airが出てきました。上記で購入してまだ半年くらいのMacbook Airと見た目は全く同じでした。重さも変わらないし、ポート数も変わらない(Thunderbolt/USB-Cが左に2つと右にイヤホン端子)。
その時の心情は、大体以下のような感じでした。
肝心のCPUが…、Apple Silliconだかなんだか知らないが、アーキテクチャがIntel(x86)からARMに変わってしまっている…。なるほど、いやこれは、大丈夫、Intel版を買って正解なんだ、オレ。だって、Mac OS XがPowerPCからIntelに変わったときの阿鼻叫喚を見ただろう?対応ソフトが全然無くて、RosettaというIntel上でPowerPCアーキテクチャのバイナリソフトを動かすやつもイマイチで大変だと嘆いている人がいたし、そんな、そういえば、iPhone/iPad用のSoCのパフォーマンスが市場PCの90%以上だとか、それが省電力で実現出来るなんてすごいみたいな話があったけど、そんな飛び抜けてすごいとか、ARM上でIntelアーキテクチャ(x86)を動かすRosettta2を介したら、そのすごいパフォーマンスもいまいちになるよ、Intelでいいんだ、そうだよ、Intel最高じゃん、AMDにやられそうだけどさ、ジョブズもいってたもん、Intel最高!って(妄想です)。
その後のM1についての心情
当初はそんなことを思っていましたが、いろいろな記事を読んだり、Youtuberが狂喜乱舞している動画を見たりすると、どうもM1は最高らしい…。パフォーマンスがIntelのモバイル版をぶっちぎって、さらにデスクトップCPUと同等か下手なデスクトップCPUをぶっちぎった性能が出ているくせに、めちゃくちゃ省電力みたいだし、その上でRosetta2がいい仕事していて大体のIntelアーキテクチャのアプリがIntel上で動かすよりも速いらしい…なにそれ、すごいっていうかもう、こわい。
なぜ購入に至ったか(M2 Macbook Airじゃないのか)
まずいちばんに、macOS上でのDockerのパフォーマンスが、まだβ版ではあるもののVirtioFSを利用することで概ね解決するということが大きいです。(Docker Desktop for mac 4.6 がリリースされて、ファイルIOのパフォーマンスが向上したらしいので調べてみた。(virtiofs) – Qiita)
追記: VirtioFSは、正式版となりました。
M1 Macbook Airが出てパフォーマンスについて話が出るたびに、でもファイルシステムは変わらないからDockerは遅いよなぁ…と思っていたのですが、M1に限らずmacOS全体で解決に向かっていることが一番大きかったです。
最近macOSから離れてWindowsやデスクトップLinuxなマシンにいったのは、ひとえにDockerのパフォーマンスのためであり、それが解決するならmacOSに戻りたい感はずっとありました。
ただ、それはあくまでmacOS便利だよねという話で、macOSじゃないといけない理由にはならなかったです。
しかし、いろいろあって、デスクトップ周りを整理し、ディスプレイ2台をならべて、ノートPC本体と併せて3枚体制での開発体制をいざはじめてみると、これが非常に便利でした。そして、これが利用しているデスクトップLinuxマシンでは出来ませんでした(ディスプレイとして認識してくれない)。
いろいろやってみたのですが、普通にUbuntuにすればよいのかもとは思ったのですが、ディストリビューションを変えるのもめんどいし、NVIDIAなハードではダメかもという予測もあって、めんどくさくなって、M1 Macbook Airを購入した感じです。
中古で16GBメモリで、14万円という安さも魅力でした。円安の影響で新品は値上がりしているものの、M2が出て少し値が下がった?のかもしれなかったです。
M2の方がパフォーマンスが良いものの、M1でも十分であることと、全体的な形状が、Airっぽくなくなってしまったこともあって、M1の方にしました。
実際に利用してみて
Macbook Air(Intel / 2020)と見た目と重さは体感で全く同じです。この楔形が良いんです。
M1は、最高でパワーがあるのに電池が持つという理想のSoCだなという感触です。まぁ、これは色んな所で言われているので、今更ですが。
マルチディスプレイは普通に認識します。M1 Macbook Airは、基本的にマルチディスプレイは、1台までですが、Apple TVを用いてAirPlayでつなぐことで、2台つなぐことが出来ます。
もう一台、Macbook Pro 16インチ(2019)を持っていて、こちらは、Intelの6コアCPUが入っているパワフルなやつですが、これよりもずっと電池が持つのにずっとパワフルという「どういうことだってばよ?」ってナルトも言っちゃう感じになっています。
M1 Macbook Airおすすめ
開発にも使えるし、普通にウェブブラウズ用のマシンとしても最高だし、なマシンです。おそらくまだ数年は十分なスペックで居続けると思います。中古で安くなっていくとも思うので、これから先でも検討する方はまだ居続ける感があります。
ここで言わずとも、みんながみんなおすすめしているのでアレですが、私もおすすめのマシンです。
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