kickstarterで、新興企業CrossHub製Thunderbolt 4ドッキングステーションを支援購入しました

2023 年 7 月 18 日Linux,Mac,PC・IT,ThinkPad,ガジェット,デスク環境kickstarter,Thunderbolt4

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公式CrossHub TB4ドックヘッダーイメージ

クラウドファンディングサイト「kickstarter」(キックスターター)にて、新興企業である「CrossHub」という企業製のThunderbolt4対応のドッキングステーションが寄付を募っており、機能と安さからとりあえず寄付購入しました。

追記: !!注意!!プロジェクトは失敗したっぽいですが、何も連絡がありません

以下でも記載していますが、成功するか怪しんでいたところ、やはり失敗したようです。しかし、「失敗しました、すいません」という連絡も何もなく、放置されている状態です。

kickstarterも何も対応してませんし、何も連絡もありません。失敗することがあることは承知しているのですが、放置されるとは思いませんでした。

私は、もう別のドック(Anker 535 USB-C ドッキングステーション)を購入して利用しています。CrossHubという企業はクソですし、kickstarterもクソだなと思いました。せめて、失敗しましたという連絡は欲しかったです。

以下は、当時の記事になります。

今は「ThinkPad TB3 ドック」を利用している

以前、いろいろあってLenovo製のThunderbolt3対応ドッキングステーションである「ThinkPad Thunderbolt 3 ワークステーション・ドック Gen 2」(40AN0135JP)を購入しており、最近日常的に利用しています。

もともとは、ThinkPad X1 Extreme Gen2(2019)用に購入したのですが、最近は、Macbook Pro 16インチ(2019)にも使っています。

このThunderbolt1本でつなげば、さまざまなデバイスを色々使えるというドッキングステーションが非常に便利で、ディスプレイや外付けディスプレイなどを一発で切り替えられます。

しかし、これが微妙な問題が発生すると、地味にストレスとなり、なんとか折り合いをつけつつ利用しています。

微妙な問題

Linuxでディスプレイが使えない

上述のThinkPadは、Debian 11 non-free(ウインドウマネージャは、KDE)を利用しています。Thunderbolt自体には対応できて、キーボードやマウスなどのデバイスは普通に一括で認識します。しかし、ディスプレイとなると認識自体はするのですが、映像が映らず、OSの設定画面で設定項目も出てこず、デュアルディスプレイとして使えないのです。

これが、ドックが原因なのか、カーネルバージョンが原因なのか、NVIDIAドライバやソフトウェアの問題なのか、ウインドウマネージャであるKDEやKDE Plasmaの問題なのか、X11なのかwaylandなのか、もしくは複合的な原因なのか、なのですが、いろいろ調べてたり、いろいろ試行錯誤してきたら、めんどくさくなってきて、メインの開発環境をMacに移すか、となりました(M1 Macbook Airを購入しました: M1 Macbook Air(2020)を今さら買った | Lunarian’s Blog)。

ちなみに、古いThinkPad X1 Carbon 5th(2017)で、Linux Mint 20.3 とかなら普通にデュアルディスプレイ1台はつなげました。その場合、別途つないでいるマウスが動かないので、結局ドックとして微妙でしたが。

WindowsやMacなら、上記のドッキングステーション経由でディスプレイ2枚を外付けして、本体ディスプレイと併せて3枚体制を簡単に構築できます。LinuxでWindows並のプラグアンドプレイというのはまだまだ難しいなと実感します。macOSは、BSDベースなのにここらへんちゃんとしてて偉いなーと思いました。

なお、KDEは、今年(2022年)マルチモニター対応を向上させる予定となっているようです。

Macでディスプレイが1台までしか使えない

私が利用しているMacbook Pro 16inch(2019)は、Intel Macなのですが、ハブ経由では1台までしかディスプレイを接続して利用できません。(下記公式ドキュメント参照)

Thunderbolt3端子2つを使って、それぞれに1台ずつなら可能なようですが、ケーブル買うのめんどくさいですし、ドッキングステーションから差し替えるのもめんどくさいです。

M1/M2 Macbookでも、1台まで(DisplayLink非対応)

Apple Silicon搭載Macbook(現状だと、M1/M2搭載のもの)については、ハードウェア的な制限として1台までしか接続できません。(上記公式ドキュメント参照)(なお、M1でもMac Miniは、2台可能。また、M1 Pro搭載Macは2台まで拡張可能。M1 Max搭載Macは3台まで拡張可能)

しかし、「DisplayLink」という規格対応であれば、M1/M2搭載のMacbookでも2台以上の外付けディスプレイに接続が可能です。しかし、この「ThinkPad Thunderbolt 3 ワークステーション・ドック Gen 2」(40AN0135JP)は、DisplayLinkには対応しておらず、M1/M2搭載Macbookでは、1台までしか接続できません。

ちなみに:Apple TVやFire TV Stickなどでディスプレイ追加出来る

ちなみにですが、Intel Macだろうが、M1 Macbook Airだろうが、1台までの制限とは別に、Apple TVを利用してWifi経由でApple TVをつないだディスプレイをマルチディスプレイとして追加が可能です(AirPlayという機能)。(私は、現在、M1 Macbook Airで、上記ハブで1台つなぎ、2台目をApple TV経由でつないで、計3台ディスプレイを利用していたりします。)

下記サイトが詳しいです。

今回支援購入したドッキングステーション

今回支援購入したドッキングステーションは、Thunderbolt4対応のドックになります。様々なポートが搭載されており、それらをUSB-C(Thunderbolt4)ケーブル1本で利用できるようになる、というものです。

また、DisplayLink対応で、M1/M2搭載Macbookでもマルチディスプレイへの対応が可能です。ディスプレイ端子は、1つではなく、HDMI2.0とDisplay Port1.2の2つ(いずれもDisplayLink対応に加えて、Thunderbolt4の2端子にもディスプレイをつなぐことができるようで、計4台の拡張(ノートPCならノートPC本体のディスプレイと合わせて、計5台のディスプレイ接続)が可能とのことです。

デモ動画に、実際に接続されている様子が見えます。

特徴的なのが、本体上部に4インチディスプレイがついていて、現在の接続状態が把握しやすいです。おそらくファームウェアアップデートとかもやりやすそうです。

また、m.2端子のSSDを本体内部に接続可能となっており、外部ストレージとしても利用できるようです。

160Wの電源供給が可能なようですので、100W消費のMacbook Proでも余裕で電源共有してくれそうです。

完璧っぽいが不安な点

上記のように、機能豊富で実際に利用できたら良い感じかなと思うところですが、値段が非常に安いところと新興企業であるところが不安なところです。デモ動画などもありますが、まぁ、普通に作れてしまう動画だと思いますし、ちゃんと動くかどうか、ちゃんと届くかどうかは、まだ分かりません。kickstaterのようなクラウドファンディングサービスの怖いところですね。

しかし、これがちゃんと動くなら、おそらく市場に出回っているどのドッキングステーションよりも高機能でコストパフォーマンスも良い製品になると思うので、ちゃんと動いてちゃんと届くことを期待したいなと思っています。

こちらは、すでに寄付購入期間が終わり、すでに目標金額に達成しているプロジェクトになります。本当に届くかはまだ誰にもわかりませんが、kickstarterのページから、Pre-orderが出来ますので、ぜひとも欲しいという方は是非。(とはいえ、このブログやどこかのブログなどで人柱の報告を見てから買うというほうがおすすめです。)

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