iPad Pro 11 inch Wifi Cellular を購入したのでレビュー

2018 年 11 月 22 日iPad,PC・IT,レビュー

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iPad Pro 11 inch イメージ画像1

iPadは、初代こそ買っていないもののiPad2から利用しており、その後、iPad mini 2を買い足して、ずっと使ってきました。iOSが新しくなるたびにiPad mimi 2は、遅く重くなっていきました。また、16GB容量モデルのため、かなり容量的に厳しくアプリもそんなに入れられない状態でした。それでも今だにAmazon Prime Video 用の端末として現役な感じです。iOS 11だったかと思うのですが、インストールに必要な容量が少なくなったアップデートは私的に神アップデートで寿命が延びたのも良かったです。

いずれにせよ今年は買うつもりだった

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私はスマホもiPhone 6sを使っていてバッテリがかなり劣化していたこともあって、今年iPhone XSを購入しました。そして合わせてiPadも新しく購入しようと思っていました。10月のiPhone XSの発表会にて発表されると予想されていたiPadが発表されず、現行機種を購入してしまおうか迷ったのですが、そんなに急いでいなかったし、割とすぐに 「iPad Pro 2018 fall」が出るというリークがあったため待つことにしました。
結果、待って正解だったと思っています。

Pencilがくっつく!

iPad Pro 11 inch イメージ画像2

今回のiPad Proは、iPad pro史上最大のアップデートということもあり、新しいバージョンを購入する意味があるアップデートだと思います。
パフォーマンスが劇的に上がっている点、メモリ容量が増えてPhotoshopのフル版が動くほどのパフォーマンスになった点、ノッチ無しで端から端までディスプレイなディスプレイ。より薄くなったボディ、側面がiPhone 5のような平面デザイン、横置き時にも対応したFace IDなどかなりの注目点がありますが、もっとも注目すべき点は、Pencilが本体側面に磁石でくっつき、それでペアリングも充電もできるという点です。すでに散々揶揄されていますが、 PencilをLightning端子に刺して充電しているところはお世辞にもスマートとは言えなかったので、iPad Proが真にスマートなデバイスになるアップデートだったかと思います。

用途について – KeyboardとPencil使う?

iPad Pro 11 inch イメージ画像3

Keyboardは普通に私は使います。この記事もiPad Pro 11 Smart Keyboard Folioを利用して書いています。
その他ブログ記事(最近は更新滞ってますが)の更新やその他の書き物、JIRAやConfluenceなどの更新などに利用する予定です。
Pencilについては、私はお絵かきできるほどの絵心はないので絵は描きませんが、いつも考え事をするときにロディアのNo.16をとりあえず広げて図を描きながら考えをまとめていますので、そのロディアの代替になればと思っています。人間は手や指を動かしながらの方が思考が活性化すると言い、実感としてもやはり手を動かしながらの方が、良いアイデアを思いついたり思考がまとまったりします。iPadでメモをとればクラウド同期も容易ですし、いつでももちあるきさえすればメモ紙を切らすことがないということになります。
それであれば、より小さい Galaxy noteなどの方が良いのではないかとも思えますが、ロディアのNo.16くらいの大きさが欲しいので、むしろiPadじゃないとダメという感じです。
お絵かきできる絵心があれば、たぶん楽しいと思うのですが、なかなか手を出せずに終わりそうです。

ひらくPCバッグnanoに入る(のびるポケットじゃないところに)

また、もう一つのポイントとして、現在常用している「ひらくPCバッグnano」の「のびるポケット」じゃないところ、普通の状態で中にすっぽり入る端末が良いと思っていました。Surface Pro だと入らないですが、Surface Go と Surface 3、iPad Pro 10.5 であれば入るとの事前情報から iPad Pro 11 も入るかなと思っていました。結果、のびるポケットを伸ばさない状態のところに普通に入るので、これで良いかなと思っています。中については、奥のポケットは入れているモバイルバッテリーが大きいので少しきついですが入ります。バッテリー無しなら普通に入りそうです。中央の主要なポケットには仕切りを抜けば普通に入ります。こっちでも良いかなとは思います。

もっているカバンに無理なく入る点は、iPad Pro 11インチの機動性の部分での重要点で、この点は普通に期待通りで満足です。

Wi-fi Cellular でいつでも通信可能

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やはり Cellular モデルの方がいつでも通信でき、機動力があります。作成したテキストなどもその場ですぐにクラウド同期が可能です。
すでにMVNOであるIIJmioのファミリーシェアプランで複数枚のSIMを持っているため、普通に持っているSIMを入れてプロファイルを設定するだけで使えます。テザリングもOK。朝・昼・夕の混雑時間帯の速度が気になる場合には、UQmobileでもテザリングが可になったこともあって、そちらでも良いのかもしれません。

IIJが、2019年春にeSIMをという話があるので、IIJのeSIMを入れて主回線にし、副回線に物理SIMのUQmobileを入れようかなと思っています。

iPad ProよりもSurface Goのようなフル機能OSの方が良いのではないか

iPad Proは、iOSを搭載している。mac OSを動かすことのできるハードウェアスペックはありそうだが、Appleは現状のところiPadシリーズにmac OSを載せようとは考えていなそうだ。

iOSは、mac OSやWindowsのような普通のOSではなく、タブレットやスマートフォンに最適化されたOSでフル機能を利用できないOSだ。もちろん、Terminalアプリがあるので、サーバーにつないでSSHからうんぬんかんぬんするなど、色々と工夫すればある程度可能だが、例えばローカルでnodejsやRailsの開発用ローカルサーバーを立ち上げて、IDEでソース編集して、ということはできない。(一部Pythonistaなどのアプリはアプリ内で開発が完結するらしいが試していない。)

ただ現状でも、エディタアプリは普通に優秀なものがある。SFTPやターミナルがついていてサーバー上のソースを編集してアップロードするなどは可能だし、gitクライアントアプリもある。Jenkinsなどの外部サーバーでジョブを設定すれば、すでにiPad上でかなりの開発・運用工程を完結できるようになっている。

うちの父はPCが苦手だが、数年前にプレゼントしたIIJmioのSIM入りのiPad mini 2をかなり愛用している。やはりiPadの最大の強みは、PCとは違うシンプルさや安定性などであり、その部分を維持しつつ正当な進化をこれからも続けていくのだと思う。

インターフェースがUSB-Cな点について

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充電が早いと感じます。常用しているメインマシンのThinkPad X1 Carbon 2017(5th)が、USB-Cでの充電のため、使いまわすことが出来て便利です。USB-C to Lightning ケーブル(別売)で、iPhoneを充電できますし、結構いろいろなHDMIアダプターが動くとのことで互換性の幅も広がっているようです。Lightningと違って、AppleのMFi認証が無いので、その分安価に済みそうなのも嬉しいところではあります。
ただ、そのぶん、使えるかつかえないか、安全か安全じゃ無いかは、自分たちで気をつけないといけないと思っています。そこらへんは「Pro」を冠するプロダクト。特に充電系は電圧があげられる分、燃えたりする危険は高まるので、100円ショップやあやしげなよくわからないものは避けるのが吉に思います。USB-Cで安価なものは購入しない方が良いと個人的に思う。結局は、Apple純正のものを購入するのが一番と思うので、私は基本的にはそうするつもりです。高いですが。
USB-C to 3.5mmイヤホンジャックは、DAC搭載じゃないと使えないなど、インターフェースによっても注意点がありそうです。

まとめ

必要ない人には必要ないデバイスです。出先でのちょっとした時間に仕事したいとか、 タブレットに何かを表示させながら打ち合わせするなどの用途に使いたいなど、「これに使いたい」「あれに使いたい」というものがある方は、検討に値するデバイスだと思います。

値段が高いので、その分、長く使えるようになっていると思います。十分成熟していますし、そもそもiPadシリーズは、割と長く使えるハードだと個人的には思います。(まだ、iPad mini 2が家では動画閲覧マシンとして現役です。)

一方でやはりフルのOSが良いという方や、Microsoft Officeの互換性が必要だから、Windowsじゃないと、という方には、Surfaceシリーズの方が良いのではないかと思います。

デバイスは自分の用途に合ったものを選ぶのが一番ですので、いろいろご検討ください。

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