ThinkPad X1 Carbon(5th/2017)のトラックポイントキャップについて

2021 年 1 月 7 日PC・IT,ThinkPad

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ThinkPad TrackPoint

相変わらず去年購入したThinkPad X1 Carbon(5th/2017。以下、単にThnkPad X1 Carbon。)をメインマシンとして利用している。
今回は、そのトラックポイント(TrackPoint。いわゆる「赤ぽち」)のキャップについて気付いた点をエントリー。

4th/2016モデルからスーパーロープロファイルに

ThinkPadシリーズのトラックポイントといえば、赤ぽちとして有名で、慣れた人はこれがないとダメという。かくいう私もその一人で、ノートPCのポインティングデバイスとして認められるのは、ThinkPadのトラックポイントとMacbookシリーズのタッチパッドだけだと思っている。
そのトラックポイントのキャップは、細かい調整などはあったと思うが、基本的にはずっと同じ規格が使われてきた。だが、近年は薄型化のあおりをうけて、特に軽量・薄型に特化したThinkPad X1 Carbonシリーズの 4th(第4世代/2016年モデル)から、スーパーロープロファイルという規格に変更された。(そのため従来のキャップをたくさん持ってても、このモデルには利用できない。)

その名前のとおり、従来のキャップよりも高さが減った。だいたい半分くらいになっているようだ。それ以外の変化として、従来のキャップでは、「クラシックドーム」「ソフトドーム」「ソフトリム」の3種から好みのものを選ぶことができたが、スーパーロープロファイルにおいては「ソフトドーム」のみの提供しかされていない点があげられる。
私はずっと「クラシックドーム」を愛用してきたので、ThinkPad X1 Carbonを購入した際にそのことに気づいてLenovoに問い合わせを行ったが、「無いし、販売予定も無い」と言われてしまった。

おそらくになるが、スーパーロープロファイルは、従来よりも細く小さい軸を用いてTrackPointを実現しており、耐久性や操作性の観点、コストの観点などから3種提供するのが難しくなったのではないか。とはいえ、ThinkPad開発チームが、耐久性や操作性を理由に提供しないとは思えず、コストおよび市場での需要がそれほどないということなのかなと思っている。クラシックドームファンとしては、悲しい。本気で次はThinkPadにすべきか迷うところだ。

もちろんソフトドームでもTrackPointが使いやすいポインティングデバイスであることは変わりがないが、どうも感触が違うのがすっきりしないところだ。さすがに数ヶ月利用してきたので慣れたし違和感はなくなったが、旧機種をたまに使うと、やっぱりクラシックドームが良いなと思う。

キャップの耐久性

新品と利用済みのキャップの比較画像
新品(左)と数カ月利用した状態(右)のもの

で、そのスーパーロープロファイル用のソフトドームキャップだが、従来のクラシックドームタイプに比して、耐久性が低いと言わざるを得ない。
ここ数か月、どうもTrackPointの反応が悪く、どう設定を変えてもちゃんと動かなくて故障かな?とか思っていたのだが、ふと気づいてよく見たらソフトドームキャップのトップ部分の小さい突起が擦れて無くなってしまっていた。そこでキャップを交換した(ThnkPad X1 Carbon購入時に同時にキャップは購入していた)ところ、劇的に改善し、元の(もはや忘れかけていた)快適な操作性が戻ってきた。

これまで10数年ThinkPadを利用して、1年もたたずにキャップがダメになるなどということは無かったため、想像しえなかった。この点は従来からのファンは注意が必要と思われる。
幸い1種のキャップに絞ったおかげか、8個くらい入ったセットが安価に提供されている。4か月に1回くらいで変えようかと個人的には思っている。しかし、キャップを新しくしたらめちゃくちゃ快適でThinkPadを使っていてこんなに衝撃を受けたのは久しぶりだった。

キャップをたくさん確保

トラックポイントキャップセット

そんなわけで、スーパーロープロファイルなThinkPadをお使いの方は、キャップを確保しておくことをおすすめします。
私もAmazonで右記商品を購入しました。

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